ギャンブルだけは絶対にやめろ
衝撃的な出来事で、私自身気持ちの整理がついていません。
不謹慎だが、時間と共に薄れてはいけない感情を抱いているので、ありのままを書き起こす。
何が起きたのか
妹が1月1日に入籍しました。
1月10日に夫が書き置きを残して失踪しました。
ケータイも家の鍵も全て置いて。
彼の身に一体何が
書き置きには
実はギャンブル依存症である
誰にもいえなかった借金が数百万ある
手をつけては行けないお金をギャンブルで溶かし、取り返そうと消費者金融からの借入とギャンブルを繰り返し、負け続けてしまった
と書いてあった
ギャンブルについて
私はギャンブルに向いていないので、全く理解できなかった。
(確率から理論値を出して冷めてしまうタイプ)
ソシャゲのガチャは、記念10連か、溜め込んだ石で天井狙うかだ。
ギャンブル依存症の知り合いを持つ知人は言った。
ギャンブルの負けをギャンブルで取り返す人は危ない。
私の親友はギャンブル向きの性格だった。
「昨日3万負けたから今日は安い店で頼む!」と訳わからんことを言ってくる友達を親友と呼びたくなった。
お前はスゴいよ。
彼のケータイを見るのがとても辛かった
まずSafafiの履歴を見た。
何通りもの自殺の方法を入念に調べてあった。
借金の被害拡大を最小限に抑える方法も入念に調べられていた。
カイジを読んで気を奮い立たせてあった。
博打で人生崩壊した人の漫画を読んでいた。
最後には、身辺整理と遺書の書き方が調べられていた…
1つの死に方でも10サイト以上を順繰り巡っていた。
俺は吐き気がした。
最後に、消費者金融から「電話に出てください」といったメールが来ていた。
彼が死を決意したきっかけだと感じた。
彼のケータイを預かった
しかし彼はまだどこかで生きていた。
何度かGmailに「新しいブラウザからのアクセスがありました。東京都XXX区」と言ったメールが何通も来ていたので、足取りが掴めるかもしれないと思いケータイを持ち帰った。
(警察の方曰く、物の管理は親族でとのことだった)
しかし持ち帰った途端めっきり消息が不明になった。
そんなケータイに、たくさんの心配メールが来た。
人ひとり失踪するとこんなにも心配の声が届くのか…
各々が独特な言い回しで彼を心配していた。
こんなにも心配されている彼が見つからないことに、酷くショックを覚えた。
何が一番やばいって
入籍10日で自殺ってやばくない!?
(まだ死んだかわからないが…)
今まで読んだどんな小説よりも絶望的で奇妙な物語だと感じた。
あまりに突拍子のない話で、物語なのではないと思ってしまうほどに…